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新しいこと

IT初心者に対してパソコンやインターネットを教えたり相談にのっている方々について、不思議に感じていることがあります。一度覚えた知識に固執して変化をきらう傾向があるように見受けられるのです。たとえばパソコンの基本ソフトに対してさまざまな設定をするコントロールパネルの表示方法は、Windows XPからカテゴリー表示と呼ぶスタイルに変わりました。それ以前から慣れている人のためにクラシック表示も用意されていて簡単に切り替えができます。数十個の設定項目がアイコンとして画面いっぱいに表示されるクラシック表示に対して、カテゴリー表示は大項目、中項目、小項目に分類して表示されます。それぞれの特徴を知ったうえで目的の項目の設定画面を開くとき、カテゴリー表示のほうが楽をしてはやく開けることは明らかですが、いわゆるベテランの多くはクラシック表示を好み、クラシック表示のほうがはやいと主張する方までいます。“慣れた方法のほうがはやい”ことは当然です。新しい方法を勉強し、慣れることで自分自身が楽になり、かつ、受講者や相談者に適切なアドバイスができるとは考えないようです。最大の言い訳は「どうせまた変わる」ということになるのでしょうか。生まれてはじめて購入するパソコンが最新機種であるIT初心者に対して、誠実に向き合うことはできているのでしょうか。

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